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Xeon E7の新しいの出た! Itaniumのことは忘れます
ビッグデータ時代(笑)の到来にともない、最近のサーヴァー業界のトレンドは、いかに消費電力あたりの性能を上げていくかに集中しています。その結果、x86であればAtomや Opteron X2150 だったり、ARMベースのサーヴァー向けCPUもしくはSoC が注目されています。

そんな折ですが、久々にオーセンティックというか今やクラシックと言いたくなるようなマッチョなサーヴァー向けCPUが発表されました。intelの Xeon E7-8800/4800/2800 v2 シリーズです(コードネーム:Ivy Bridge-EX)。1世代前のv2がつかないXeon E7-8800/4800/2800は2011年4月に発表ですから、3年近くも間が空きましたね。まあこのクラスのサーヴァー製品は、そう頻繁にモデルチェンジされるものでもありませんから、Core i7/i5/i3のように毎年新しいCPUが出る必要はありません。むしろサーヴァーヴェンダーにすれば、そんなにたくさん出して欲しくないはず。アーキテクチャーの点では1世代前がコードネーム“Westmere-EX”で、今回の“v2”付きは“Ivy Bridge-EX”ですから、1世代スキップされていますね。おそらく“Sandy Bridge-EX”とかいう感じの製品が、計画はされていたけど、発表はされなかったということでしょう。多分。

Xeon E7-8800/4800/2800 v2は、Ivy Bridgeということで22nmプロセス、最大15コア(1世代前は10コア)、LLC(Last Level Cache:3次キャッシュとは呼ばない)が最大37.5MB(2.5MB/Core)、CPU 1ソケットあたり最大24 DIMM接続可能で、64GBのDIMMを用いれば1ソケットにつき1.5TBもメモリーが搭載できます。4ソケットのシステムなら6TB、8ソケットのシステムなら12TBのメモリー。なんかもうストレージのサイズのようなメモリーが積めるわけですね。

Xeon E7のメモリーバスはシリアルインターフェイスで、その先にはSMB(Scalable Memory Buffer)というチップがあり、DIMMはSMBに接続するという構造になってます。1ソケットにつき4つのSMB、1つのSMBから2チャネルのメモリーバスという点は1世代前と同じですが、チャネルあたりのDIMMソケット本数が2→3本と増やされたため、1ソケットあたり24 DIMM接続できるようになったわけですね。コアが増えれば、それに見合った分メモリー帯域も必要になるので、これはリーズナブルです。

その他Xeon E7同士を接続するQPI(QuickPath Interconnect)も帯域が向上してますし、PCI Express 3.0に対応してI/O性能も向上しています。

以上の基本性能アップに加え、RAS(Reliability, Availability, Serviceability:信頼性、可用性、保守性)機能もこれまで以上に強化されています。Xeon E7 v2に搭載された40以上のRAS機能を総称して、新たにRun Sureテクノロジーと呼ぶみたいです。Run Sureテクノロジーにより、可用性は99.999%を実現したとか。性能向上よりも、むしろこちらのほうが大事かも。

Xeon E7 v2のターゲット市場は、いわゆるエンタープライズ市場だったりミッション・クリティカルな領域だったりしますが、それ以外にメインフレームやRISCシステムのリプレイスも狙ってるみたいです。

メインフレームやRISCのリプレイスって、以前ならItanium搭載システムの枕詞だったものです。Xeon E7 v2の登場で、いよいよItaniumシリーズのオワタ感が強まったように思いました。現行のItanium(コードネーム:Poulson)の次の世代(コードネーム:Kittson)も計画は発表されていますが、アーキテクチャーの変更が予定されているため、おそらく開発が遅れ、市場に出せる時期には性能もRAS機能も同時期のXeonに見劣りしてしまう気がします。

OSのサポート面でも、Linux(Red Hat Enterprise Linux)やWindows ServerがItaniumの対応を終了し、サーヴァーヴェンダーも軒並みItanium搭載システムをXeonに移行して、Itaniumビジネスから撤退しています。残ってるのは、もともとintelと共同でItaniumを開発していたHPくらいです。HPは同社のUnixであるHP-UXと、ミッション・クリティカル用途のNonStop OSという2つのOSのプラットフォームとして、Itaniumを使っています。昨年の11月にHPは NonStop OSのx86への移植を発表 しました。すぐにx86版NonStopが出るわけでもありませんし、Itanium版NonStopが即座に打ち切られるわけではありませんが、ラスト“Itaniumer”のHPもついに動いたのかあと思いました(HP-UXをXeonへ移植する話も、どこかのサイトで見た記憶があるんだけど、見つかりませんでした)。

何より開発元のintelでさえ、ミッション・クリティカル用途のサーヴァー向けCPUを2ライン抱えるのは、難しくなっていくのではないでしょうか。これからのサーヴァー向け市場の主戦場が、低消費電力製品なのは明らかで、その領域でintelはこれまでのような圧倒的な支配力を発揮できておりません。intelが低消費電力のマイクロサーヴァー向けSoCに注力するならば、Itaniumは切られるんじゃないかと予想しています。今年中か遅くとも来年、Itaniumの開発中止と、HP-UX on Xeonの発表がある気がします。


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